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紀州釣り

2013年7月7日

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淡路っ娘 子猫のツッシー

こいつに出会ったのが 6月14日の日付が変わった夜中

釣り場に着き 道具を釣り座にセッティングしていると

どこからか 「にゃぁ にゃぁ」と2匹の子猫が寄ってきた

腹が空いているのか?

あまりにも甘えてくるので、仕方なく朝食予定のパンをあげてみると

むしゃぶりつくようにパンを食べる

2匹はお腹いっぱいになったのか 飛んでる虫を相手に遊びだした

そうしてると遅れてもう1匹の子猫が 弱々しい鳴き声で

私の足元に寄ってくるも 2匹とは違い甘えることがなかった

もう1個パンを取り出し与えてみる 

先ほどの2匹とは違い むしゃぶりつかない

パンをちぎり 口元に運んでやると 弱々しい声を「にゃぁ~」と

指先位の大きさのパンを3つほど口にしたところで

テトラポットの陰で横たわった

確かに他の2匹に比べ小さかったが

これがツッシーとの出会いだ

夜が明け 釣りを開始する 

2匹いや遅れてもう1匹の子猫が 私の釣りを邪魔する

トラ模様の子猫は 糠バッカンに入り きばりだす勢い

ブチ模様の子猫は オキアミの入った エサ箱をひっくり返す

遅れてきた 小柄のブチ ツッシーは椅子の下で丸くなり

相変わらず 弱々しい声で「にゃぁにゃぁ」と

太陽が昇り 気温の上昇と共に 3匹の子猫が居なくなった

これで 釣りに専念できる 

今日の天気は 晴れのち雨 しっかりと昼から雨になった

濡れながら釣りをするには雨が激しすぎる

止むのを待ち 車の中で待機をする 何気に窓の外

テトラポットに目をやると 激しく降る雨の中

テトラポットの真ん中で雨をしのいでいる子猫が1匹

前日からの疲れか 私は車の中で3時間ほど眠る

目が覚め フロントガラスにはまだ雨音が

シートをお越しタバコに火を着け 窓の外を見ると

テトラポットの下に居たはずの子猫はもういない

家へ帰ったのか ほかの2匹の子猫のもとへ

その時 ヨタヨタと歩く子猫が 私の車の下から出て来たのか

先ほど見かけたテトラポットの下に向かった

多分 車の下で雨宿りをし シートを起こす音に気づいたのだろう

夕方6時ごろ 雨も止み 釣り道具を片付け 私はそこから立ち去った


6月30日 この日も淡路島へ 

とまたろうさんとの初めてのコラボ

それと 前日からお泊り釣行のマチュさんと1年ぶりの再会

29日 日付が変わる夜中に到着し すでにマチュさんは爆睡状態

1時間もすると とまたろうさんが到着

挨拶を交わし 釣り座を確保 道具をセッティングしていると

1匹のブチ模様の子猫が元気に走って来た

とまたろうさんと私の足元で甘え エサが貰えないことを確認すると

どこかへ行ってしまった

釣りをしてると 何気に3匹の子猫が気になり

漁港横の猫の溜まる家へ見に行ってみると 

そこには トラ模様とブチ模様の子猫2匹が遊んでました

「やっぱり あの小柄の子猫「ツッシー」は自然の厳しさに負けたのか」

「外猫 自由猫として生きていけなかったのか」

そんなことを思いながら とまたろうさんとマチュさんと

楽しく釣りを続けた 

夕方 隣で釣りをしてる大学生風の男子3名が

釣りの後片付けを終え 乗ってきた車の後部で 何か話をしている

そのうち一人が 声を荒立て

「お前の気持ちはわかるが 仕方ないやろ 運命や」

などと 喧嘩ではなさそうだ 

「どないかせーへんと こいつ死ぬやんけ」

その声は かなり震えてた気がする

携帯を片手に何かを検索してる様子だ

「お前な 病院に連れて行っても そのあとどないするねん」

「3人とも猫を飼われへんやろ」

3人の輪の足元に 丸くなるブチ模様のツッシーが居た

3人の元に行き ツッシーを抱き上げ

「そやな 自然の厳しさやな 競争に負けた姿かな

でもな 地域猫にエサを与えてる家があるから 

そこに、この子猫を持って行っとくわ」

「お願いします」と3人はそこを立ち去った

釣り道具を片付けながら ツッシーの様子を伺う

立ち上がるもやっと 前足を前に出すも後ろ脚が付いてこない

その場にてうずくまることしかできない状態

道具を片付け 家に子猫を持って帰ることを連絡するが

家には犬が3匹 弱った子猫を持って帰って大丈夫か

おいおい 電話にでんわ 

ツッシーのお腹に手をやり抱き上げた瞬間に

白いものを嘔吐した なんだろうこれは

この時 こいつを連れて帰ることを決めた

助手席にタオルケットを敷き ツッシーを包み家路へ急ぐ

帰宅途中 ずっとツッシーの背中をなでてやる

うつぶせにうずくまっているツッシーは一度も声を出すことはなかった

2時間の道のり 途中止まることもなく一気に家路へ向かう

ツッシーを家に 犬3匹を追いやり とりあえず水分を与えてみる

口元を濡らす程度だが 嫁の腕にしっかりと爪を立て 立とうとしてることから

夜も遅いので 明日 病院へ連れて行くことへ

朝 起きて ゲージに目をやると 

そこには 立って「にゅぁー」と答えるツッシーが居た

昨夜用意した 子猫のエサを与えると 鼻を鳴らしながら エサにむしゃぶりつく

おっ 一安心やな 

犬3匹に怯えながら過ごすとどやん家の2日目

かなり元気を取り戻したツッシー
20130630tushi.jpg
3日目 4日目には 3匹の犬も平気 椅子の上から犬を見下ろし

時には向かっていく程の元気

こいつは腹が減っていただけに演技のしてたのかと疑うことも

そうだとしたら 凄い女優になるかも

次の日曜日に淡路島に返そうと 6日目の夜が過ぎる

気が付けば 仕事から帰ってくるとツッシーを膝の上に

短い間だが、犬も含め家族が楽しく過ごせた気がする

気じゃなく 楽しく過ごせたのだろう

7月6日土曜日 

釣り道具を車に積み込み ツッシーとお別れの日

ツッシーを助手席に乗せ いつもと違う雰囲気にシートの上でじっとしている

ガソリンスタンドで給油し その時も あの暴れ者女優がじっとしてる

車を少し走らせると ツッシーは後部座席に行き

窓の外を見てる 対向車のヘッドライト 流れる夜景に

いつもと雰囲気が違うことに気付いたのか

私の肩に乗り 「にゃぁにゃぁ」と泣く

家では自分から私の肩に乗るなどなかったこと

時にはハンドルを握る手を爪でひっかく

時には足元に降りて アクセルと車体の間に体を入れ

アクセルを踏めなくする 

このようなこと知ることもない子猫なのに

道のり2時間 ずっと肩の上 腕 足元をうろうろと

「にゃぁにゃぁ」泣き続けたツッシー

とうとう 淡路島や釣り場へ着いた

ドアを開け 私が先に車を降りる

ツッシーは助手席にて 私の顔色を伺い降りようとはしない

とりあえず 釣り道具を下ろし 次に ツッシーを抱きかかえ

私の足元にツッシーを離す 

やっぱり子猫だ 明りに集まる虫を追いかけ遊びだした

その瞬間 縄張りを持つ雄猫がツッシーを追い始めた

ビックリしたツッシーは 慌てて私の体をよじ登る

雄猫が去った時 もう一度 ツッシーを下してみる

警戒したツッシーは雄猫を探してる

その時、私は運転席に乗り込みドアを閉めたのもつかの間

車にドンと何かがぶつかる音がした

ツッシーが雄猫に追われ ドアにぶっかった音だった

思わずドアを開けると ツッシーがドアの前で座り私の顔を見ている

私がうなずくと ツッシーは車の中へ

夜明けまで車の中で ツッシーと過ごすことに

運転席をたおし タオルケットをお腹に掛け ツッシーを腹の上へ

私の指をおもちゃに絡み付き1時間ほど遊んだ

左肩に頭を乗せ 時より耳たぶを舐めたり 甘噛みしたり

ツッシーの息音を聞きながら 強さを感じた息音

それを子守歌に1時間程寝ただろうか

ふと目が覚めると ツッシーは私の左肩にて寝息を立てている

ツッシーも目が覚め 夜が明けてきた

家を出る前に 子猫のエサ2p 最後のエサである

いつもは1Pで満足できず 犬のエサまでも食べてしまう

食い意地の張った女優 

入れ物に2pを入れ ツッシーに与える いつもならエサをみるだけで

飛びつくのに むしゃむしゃと音を立て喰いつくのに

今日はいつもとは違う 2Pならペロリだろう

ところが 2/3食べたところで食べるのをやめた

私の顔をみて「にゃぁにゃぁ」と 

なんだか「お前もたべろよ」と聞こえる

少し車を走らせ 漁港横の民家へ 

ここが地域猫にエサをやっている場所の近くに車を止める

ツッシーを抱き上げ車から降りる

少し歩くと草叢から1匹の猫が ツッシーと同じブチ模様だ

母親なのか 少し近づき ツッシーを下す

爪も立てず素直に降りたツッシー 親猫だと思う方にツッシーが歩き出した

その瞬間に車に乗り込む あわててエンジンを掛け アクセルを踏もうと

ガラス越しにツッシーを見ると ツッシーもこちらを見てる

「にゃぁ 私 もう 行くよ」って 

親猫と思われる猫の後ろをついて行った

私は振り向くこともなく ルームミラーで後部を確認することもなく 釣り座へ

今日もマチュさんと同釣だ

「とどやん ツッシーのブログ見たで 今日返しに来たんやろ」

「うん もうお別れしたで、親猫について行った」

「あの子猫な この前 とまたろうさんととどやんと同釣した前日に

海に落ちてな 心ある人が助けて でも 家では飼えないって

体を一生懸命拭いてあげて 段ボール箱にタオルを敷いて

夕方まで面倒見て帰って行った その子猫がとどやんのところで

面倒みてるとはビックリしたで」

「なんや そのこと早く言ってよ」

「だって次の日 昼で切り上げたし 猫のこと知らんかったし」

「そやな ごめん ごめん」

「とどやん そんな顔で そんなに優しいとは 涙がホロリホロリや

その顔で 笑いすぎて涙でるわ」

「人は見かけで判断したらあかんで 惚れたやろ」

「それは無理」

マチュさんは今日も昼までの釣行で 昼からは一人で釣りを

日曜日だというのに釣り人が少ない

一人で投げてると 「にゃぁ」 んっ テトラポットに目をやる

空耳か 「にゃぁ」テトラポットに ツッシーをさがす

帰ってきたらだめだとわかっているのに

風力発電の風車のキアの音が「にゃぁ」と聞こえる

釣果はチンタ チビレ合わせて12匹

道具を片付ける なぜだか 帰ることに その行動に

何かがこみあげてくる なんだろう

そう 私はツッシーを探している ダメだとわかっているのに

自然の生態系を変えたのか 外猫として生きていく厳しさを

人の手で変えたのか 変えたのならなぜツッシーを返しに来た

ここで この場所で ツッシーが楽しく生きていくのに

20130707gomi.jpg

少ないですが、ゴミを 釣り針やライン 吸い殻 サビキ仕掛けを拾ってみました

釣り場を汚すのは人間で そこが釣り禁止になることは 納得するが

動物たちが怪我をするのは納得できないよ

帰りにツッシーを離した場所をどうしても通ることに

いつのまにか徐行しツッシーを探した でも 車を止めることなく

その場を過ぎると 今まで我慢したものが込み上げてきて

タバコの煙が目に染みただけ

帰り道 涙が止まらず ルームミラーを覗きこむ勇気もなく

常に私の帰り道は雨でした

「私の瞳が濡れているのは 涙なんかじゃないわ 泣いたりしない

 この日がいつか来ることなんか 二人が出会ったときにわかっていたはず

 私のことなど もう気にしないで あなたはあなたの道を歩いてほしい

 さよなら言わずに笑ってみるわ あなたの旅立ちだものないたりしない

 言葉はいらない笑顔を見せて 心の中のあなたはいつもやさしい

 私は泣かない だってあなたの あなたの思い出だけは消えたりしない

 私の瞳が濡れているのは 涙なんかじゃないわ 泣いたりしない」

                    松山 千春 旅立ちより

今も「にゃぁ」と聞こえてくるような気がします。

50歳近い 親父が 子猫に恋をした 実話にお付き合いありがとうございました。



















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~ Comment ~

 

親父の作文!『さよなら愛猫ツッシー』を読んで、実話を知っていた私は、やっぱりとどやんさんは優しい人なんだなぁ~と目頭が熱くなりウルウルしていたら話が長すぎて充電切た!(;`皿´)
ツッシーは元気になったから又釣りに行けば会えるね。みんなで成長を見守りましょう~
今週末三連休は日本海の釣行予定です。枯れ冴え片手に年無しを仕留めに!

No title 

僕も目頭が・・・・

ひさびさにイイ話読ませてもらいました。

No title 

ツッシー元気に育って欲しいものですね!
私も猫大好きなんで、車に野良猫用のキャットフードいつも積んでます。
とどやんさんの面倒見の良さがよくわかります。

ツッシー元気になりよかった! 

うちも実家に猫いますが、やはり自然界は厳しいですね。。

猫の世話やゴミ掃除、流石です

なんせツッシーが元気になってよかったです

わたくしごとですが、6日は田ノ浦でグレ狙って来ました!

朝4時半から爆風の中でダンゴを投げて…

10時半頃にウキが動きまくり沈んだところで鬼合わせ!


初ゲットです♪(´ε` )

他にはフグ、チャリコ、ベラ、アジ…

チヌは今あんまりいないんですかねぇ?

芦屋で釣れてるのは聞きますが…

No title 

 野良、半野良ねこは可愛く、マイペースで、生き抜く力も凄いモンがあります。
そこに人間が一時的に介入するのは相手の生死が関わった時のみでないと相手はつい、頼ってしまいます。

 ねこへの介入状況、時間、また放された場所、全て完璧のように思えます。
人間サイドの感覚ではありますが・・・。
猫好きとして、ありがとうございました。です。

 梅雨も明け、酷暑の日々ながら若狭のチヌさんは元気!
ビキニ波止はヒラメも元気です。
チヌの時合いは14時から・・・それまではチョイと底を切りヒラメを狙ってみては?

No title 

ツッシー元気になってよかったですね。
原点の地でいろんな出会いがあったようで。
釣果も相変わらずケタ違いすね。

マチュさんへ 

今後 ツッシーを見かけたら よろしくお願いします。
いつかは、母親になるでしょうね

てるさんへ 

目頭が熱くなるのは
竿先を折ったことに 涙か流れたのでは
実はこの日 りんちゃんが悲鳴をあげました
1万ほどかかるので
帰りは泣きっぱなしでした。

ちぬちゃりこさんへ 

漁港や波止場での猫を見てると
なんだか楽しい気持ちになりますね

おたけさんへ 

この季節は サイズに不満が残るが
数釣りができます
今が 紀州釣りを覚えるチャンスです
団子からタナ取りまで
また今度機会が合えば同釣りしましょう

よかったら メアドを非公開コメントにて
送ってください。

グレを狙ったということは糠切り釣方ですね
これもまた難しい
で 初めてでGETとは素晴らしいです。

ねこさんへ 

だめですね 私の方がすぐに情が移って
近々 一文字へ行ってまいります。
親睦会の計画も兼ねて

グレイさんへ 

手の平サイズより少し大きかったですが
エントリーサイズでも無かったので
様々な人間模様以外に動物までもが
楽しい場所にて

No title 

一気に読みました。

とどやんさんの人となりを表しているんでしょうね。

いいお話でした。

No title 

とどやんさん

こんばんわ!


少し遅れてのカキコですが


知らない間に、そんな事が有ったとは

とまは、ただ単にネコと遊んでいただけでしたが・・・・。


今度、都志に行く事が有れば、ツッシー達にお魚奮発します!


それでは、次回も良い釣果を!
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